夏日が続いていたと思ったら、ここのところ関東は冷たい雨続き。気温も低くて、慌てて上着や厚手のカットソーなどを出しました。
今私が働いているのは都内なのですが、駅直結のビルです。自転車ではポンチョと雨用帽子を使うので、通勤で傘を使うのは自転車置き場から駅までの８０メートル程度。
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ほんの小雨だったり、午後止む予報だったりすると傘を持たずに出勤することも多く、傘は折りたたみがあれば充分だと思っていました。そうしたら、夏の台風の日。近所のスーパーに折りたたみ傘を差して歩いて行ったら、見事に裏返って骨が折れました・・。
それでもしばらく傘なしで過ごしていたのですが、通勤はともかく、近場を歩く時はとても不便。骨を折った教訓から、長い傘と折りたたみの２種類を買うことにしました。
こちらが長い傘。
真っ赤な傘です。昔だったらこんな派手な色を選ぶことはなかったのですが、私くらいの年齢にはこういうぱっと明るい色が使い方次第でおしゃれに見えるのだと最近になって気付きました。もともと私は茶やグレーやカーキ等の色の服が好きでよく着るのですが、４０歳を過ぎて髪も肌も若い頃のようなハリがなくなってくると色味がそれだけでは顔色がくすんで見えるのです。服の色に赤を選ぶのはちょっと勇気がいるし、似合う自信もない。傘より前に、最初にトライしたのはこのカバンでした。
暗い色のカバンよりおしゃれに見えるし、気持ちも明るくなります。カバンがとても良かったので、傘も赤にしようと決めました。結果赤の傘は大正解。軽いし、どんな服にも合って持ち歩くのが苦ではなくなりました。
そして次に買ったのがこの傘です。
折りたたみ傘。せっかくならば長い傘とは全く違うタイプで、けれども同じようにパッと明るくなる色の傘が欲しいと思って買いました。全く柄のない服の時はこちらを持ったりと、その日の服やカバンによっても長い傘と使い分けています。
蒸し暑い梅雨の雨も嫌ですが、寒い日の冷たい雨も、なんだか不安で、寂しい気持ちになって嫌です。せめて傘くらいは、気持ちを明るくしてくれるものがいいなと思います。
傘といえばいつだったか、イギリスから帰国した会社の先輩が「イギリス人は傘をささないんだよ」と教えてくれたことがありました。帽子やフードを被る程度で、皆濡れても平気で歩いているそう。えー、それじゃあ風邪ひいちゃうし、髪の毛がボサボサになっちゃうじゃん・・とびっくりしたことを覚えています。
でも、傘を持って電車に乗ることを考えると、何も持たずに歩ける身軽さは、ちょっと羨ましい。
雨の日の朝窓から外を眺めてつくため息も、ちょっと減るような気がします。
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