おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

おじいちゃんのと、おばあちゃんのと、私の梅干し

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うちの娘。春休みの学童でお友達から梅干しを食べさせてもらって以来梅干しに興味津々で、今まで言わなかったのに急に「梅干しが食べたい」と言い出しました。
 
私は4年前から梅しごとをはじめて、毎年梅雨入り前に青梅を買って梅酒やシロップを作り、黄梅が出てきたら梅干しを作っています。ところが梅酒や梅シロップは夫や子ども達も飲むのですが、梅干しは私しか食べません。塩分を気にする夫は全く梅干しを食べない。だから出来た梅干しはほぼ1年かけて一人で食べていたのです。
 
梅は体に良いというのもありますが、市販のものでなく私が作った梅干しを家族にも食べて欲しいなと思っていました。だから娘の言葉は嬉しかった。
 
 
・・嬉しかったんですが。
 
 
実は私、去年梅干し作り3年目にして大失敗しました。どこでどう間違えたのか、しょっぱい。しかもそのしょっぱさ半端ない。頑張って何度か自分のお弁当に入れて持って行ったのですが、口に入れたらもう顔変わるくらいしょっぱい。飯、減る減る(笑)
 
梅を小さ目にしたのがいけなかったのか、最初の塩の分量を間違えてたのか、シソをもんだ時の塩が多すぎたのか、もう今となっては覚えちゃいないのですが、とにかくしょっぱい。1年目も2年目もすごく美味しく出来たのに、何故3年目にして失敗するんだ私。これぞ3度目の正直か。つーことは私には向いてないってことか。・・と納得いかないままあれこれ考えるも出来た梅干しはまるで塩(笑)あきらめて梅壺に入れたままで数か月が経っていました。
 
「おばあちゃん、よくわかんないんだけど失敗しちゃった。梅干し」と少し前にお隣のおばあちゃんに相談したら、「食べる分だけ水に漬けるとか、細かく切ってご飯に少量混ぜるとか、なんとかして食べなさい。もったいないよ」というアドバイスをくれました。そして帰り際に、去年おばあちゃんが漬けた梅干しと、一昨年おじいちゃんが漬けた梅干しを「食べてごらん」といただいていました。
 
 
娘には、おばあちゃんからいただいていた大きくてふっくらした梅干しを半分、ご飯にちょこんと乗せてあげました。おそるおそる食べた娘は「美味しい!」とにっこり。おばあちゃん、ありがとう。これで娘は梅干し嫌いにならずに済みました。
 
 
さて、ここで問題です。
 
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ここにある3つの梅干し。おばあちゃんのと、おじいちゃんのと、私の。どれがどれでしょう?
おばあちゃんのは梅の香りと酸っぱさが際立っていて、お弁当にぴったり。おじいちゃんのは、熟成して味が濃いので、刻んで鰹節と醤油で食べたら極ウマ!
そして私のは、ザ・塩(笑)
 
 
正解は左から、
 
 
おばあちゃんの梅干し。
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おじいちゃんの梅干し
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私の塩(笑)
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でした!
 
 
さぁ、今年もやるよ、梅仕事。めざせ梅干し名人。
そして今度はかーちゃんの作った梅干しを娘に食べてもらうんだ。
 
 
 
あ・・。
それで梅壺の「まるで塩」は、どうするかな(笑)
 
 
 

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