おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

はっさくピールとチョコチップのパウンド

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実家の母からLINEで写真が送られてきました。コメントには
「お隣から、今年もはっさくをたくさんもらったよ。どうする?」

実は去年私がはっさくピールを作り、その作り方を母に教えたものの、工程の面倒さに2人して「美味しいけど、作るのは本当に大変だよね」と言い合っていました。だからこその「どうする?」なわけです。はっさくピール、そのまま食べても美味しいし、パンやお菓子に色々使える楽しみもあるのですが、白皮を取ったり、茹でこぼしたり、細かく切ったり、甘く煮てべたべたの皮を扱ったり、あれしたりこれしたりそれしたり。・・とにかく時間がかかるのです。

 

↓去年のはっさくピール作り


迷った末に、母の「はっさく、今年は実が酸っぱいよ。」の言葉で決めました。
だって、そのまま実を食べられないんじゃジャムかピールにするしかない。食べてもらえないはっさくの行く末を考えると、たわわに実ったはっさくの木が可哀想でならなくて。(って、そんなとこで責任感を感じる必要もないのだけれど(笑))

実家から5個のはっさくをもらってきて、早速皮でピールを作りました。

 

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今回は完全に乾くまで丸2日かかりましたが、それでもきらきらきれいなはっさくピールが完成。うちにはピール好きのねずみ(娘)がいるので、気を付けないとあっという間にピールを入れた瓶が空になります。娘がフタを開けるたびに「こら!2本までだよ!」「こら!さっきも食べたでしょ」と注意し、それでも止まないつまみ食いにしまいには棚の上に置いたりして、「またたく間に無くなった幻のピール」とならないよう死守(笑)


そして母はピールを使い、パウンドケーキを焼きました。



■はっさくピールとチョコチップのパウンド
<材料>

バター100グラム、グラニュー糖50グラム、卵2個、薄力粉120グラム、ベーキングパウダー小さじ1/2、チョコチップ45グラム、はっさくピール(5ミリ~1センチに切ったもの)大さじ3~4

<作り方>

①ボウルにバターとグラニュー糖を入れて泡だて器でよく混ぜる。

②①に卵を加えてさらに混ぜる。

③ふるった薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜる。

④チョコチップとはっさくピールを加えて混ぜ、170度のオーブンで40分焼く。

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甘い×甘いコンビなので、砂糖はぐっと少な目に。
紅茶がよく合うパウンドになりました。

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ピール作りは本当に面倒なのですが、作っている時間はちょっと幸せです。
ゆずもそうですが、柑橘系の果物でジャムやピールを作るとき、鍋の中の鮮やかな黄色とたちこめる柑橘の爽やかな香りは、気持ちを明るく元気にしてくれます。この香りは、冬の楽しみのひとつです。

 

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出来上がったピールとパウンドを、お隣のおじいちゃんとおばあちゃんにお裾分けしました。「ああこれ、じーさん好きなのよ」とにこにこ言ってくださるおばあちゃんに、去年あげたピールの味、覚えていてくれたんだな、と嬉しくなりました。

 

この笑顔見ると、また作りたくなっちゃうんだよな・・。

 

 

 

まぁ、年一回の恒例イベントにしてもいいか。

 

 

 

おじいちゃんとおばあちゃんの笑顔が見れるもんね!

(ついでに、ねずみ達の(笑))

 

 

 

 

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