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おいしい台所

きょうも台所にいます。

漢方薬局初体験しました

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10月の下旬頃子ども達が風邪をひき、それをもらったり治ったりまたぶり返したりしながら1か月位が過ぎました。11月下旬になって喉の痛みやくしゃみ鼻水がおさまると今度はカラ咳が出始め、ああやばいな、これはやばいパターンだ・・と思っていたら案の定、コンコン、コンコンとこみあげる咳が長く続き、ぜんそくみたいな症状がはじまってしまいました。

私の咳歴は実は長く、1~数年に1回、主には風邪がきっかけで止まらなくなることがあります。その度病院で看てもらって薬も出してもらうのですが、これがなかなか効かない。レントゲンでも異常はなく、「気管支が人より細いのかもしれないね」とのことで、どうにかごまかして治まるのを待つという感じで、今回も2週間近く続く咳にただひたすら耐えていました。

そんな時、駅の近くで見つけたのです、漢方薬局。

漢方なんて、病院で処方されるもの以外飲んだことないし、ちょっと怪しさも漂う。以前の私なら敬遠してたと思うのですが、実はこの本を読んだ後でした。

「ゆるい生活」群ようこ

Amazonより---------------

体調には気をつけていたつもりなのに、ある日突然、とても立ってはいられないような強烈なめまいにおそわれた著者。これはまずいと駆けこんだ漢方薬局。こでの体験が、著者のココロとカラダを少しずつ変えていく……。 体質改善していく様子を丁寧に綴った実録エッセイ。
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漢方にちょっと興味が湧いてきたところだったので、ものは試しとその漢方薬局に入ってみたのです。

「すみません・・ちょっと咳が止まらなくて。咳を止める漢方があったらいただきたいんですけど。」

すると暇そうにガムを噛みながらパソコンを眺めていた40歳くらいの男性が、おっとこれはまずいところを見られたとばかりにがばっと立ち上がり、「大丈夫です、どうぞこちらへ」と目の前の椅子を勧めてきました。

 

私的にはその「暇そうにガムくちゃくちゃ」の時点で既に怪しさ80%くらいになっていたので座るのもためらったのですが、そこで帰るのもものすごく失礼なのでとりあえず座りました。

男「咳はどの位続いているんですか?」
私「えっと・・2週間くらいです。」
男「だいぶ長いですね。じゃあちょっと、脈をみさせてください。」

と、手首に手をあてて脈をみはじめました。そして数秒。

男「うん、脈が荒れてますね。これは風邪の脈だなー」
私「えっ・・・今のでわかるんですか?風邪が残ってるんですか?」
男「残ってますね。これは長引くかもしれないな。じゃぁ、舌を見せてください」

初対面の男性にアッカンベーする私。

男「はい。舌は大丈夫そうですね。うーん。じゃあ、ちょっと1週間分を処方してきますね。」

あまりの速さに焦る私。

 「え・・っと。以前○○という漢方で咳が止まったことがあるんですが、それですかね?」
「私漢方初めてなんですが、どの位お金かかりますか?」
「一週間も飲み続けなくちゃダメですか?3日とかで治まったらやめてもいいんですか?」

まるで詐欺に合いそうになって騙されてなるものかと相手を試すような質問攻め。
だって、脈みてアッカンベー見て私の一体何がわかるというのか?

するとその男性、

男「○○という漢方の時期ではないですね。○○はもっとひきはじめの段階で飲まないとダメです。薬代は1日分で500円。1週間で3500円になります。飲み始めたら、治っても最後まで飲んでください。とはいえ、この咳は長引くと思いますよ。もし金額が気になるならば、西洋薬も入った薬もあります。そっちならば少し安いですよ。」

保険が利かない漢方薬。「やめます」と言うなら処方する前の今しかない。どうする?私!

 

私の頭の中には、入ったときの「ガムくちゃくちゃ」と脈とアッカンベーがぐるぐるぐる。怪しい、やっぱりやめるか?

とその時、男性の机に置かれているカレンダーが目に入りました。
そのカレンダーには日付の下に相談者の予約時間が手書きされていたのですが、毎日びっしり予約者で埋まっていて、ほぼ真っ黒。
そしてその時、薬局に大学生らしき男の子が入ってきました。男性、「○○君、ちょっと待っててね」。どうやら患者さんのようでした。

もしかしたら、信頼出来る薬局なのかもしれない・・。

ものは試し。やってみるか。

そう思った私は、次の瞬間「お願いします」と口にしていました。

3500円を支払うときに思い立ち、「そういえば私、冷え性なんです。治す漢方ってあるんですかね?」と聞いてみました。すると男性、

冷え性も漢方で治せます。ですが今は風邪の脈なので本来の脈がわかりません。風邪が治ってからもう一度お話しましょうか。来週あたり、予約入れますか?」

・・・だから私の脈で何がわかるんだ。風邪の脈って何なんだよ教えてくれよと心の中で問いかけつつ、「あ、いやまだ予定がわからないので、そっちはまたにします。」と薬局を後にしたのでした。

私の漢方薬局初体験はこんなふうに「怪しい、怪しい」で終わったのでした・・。

 


そして肝心の漢方。飲んでみてどうだったか。

これがすごい。


まず、最初の2包で咳がこみあげる回数ががくんと減りました。そして鼻水や痰がよく出るようになったのです。そして一週間かけてじわりじわりと咳が減っていき、確かに市販薬のように速攻性はないのだけれども、一週間後には乾燥するとちょっとだけ出るという程度まで治ったのでした。

 

そして驚いたことに、出された漢方をネットでしらべてみたら、私の症状とびっくりするほどピタリと合っていたのです。

 

■蘇子降気湯

・足が冷える人の痰や咳が多く呼吸困難な時(気管支炎や喘息など)に用いられる。

・風邪症状は治まったが、咳だけが続いてしまう方に良いとされる。

・身体を温める成分であるので、冷え性で胃腸の弱い方にも処方される。

 

そんなこんなで私の中では今、今後冷え性を相談すべきかどうか、あの男性の「ガムくちゃくちゃ」と脈とアッカンベーと3500円と「蘇子降気湯」が頭の中でぐるぐる回って悩んでいるのです・・・。


しかし恐るべし漢方薬局。一体どうなってんだ。

 

 

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