おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

恐怖に震えた診察台

f:id:chas5480:20150828233934j:plain※イメージ写真。by手作りキャラメル

 

先日、会社でぷっちょを食べていたら「ごりりっ」という嫌~な音がしました。
まさかと思って口の中にあるものを見ると、歯の被せ物が取れたのでした。

 私は小さい頃にものすごい虫歯があり、小学校の低学年で永久歯の神経を抜くという荒業に耐えた強者で、学校の歯科検診では毎回「C1、C2のオンパレード!」と歯科の先生に「よ!日本一!」みたいなことを書かれていた筋金入りの虫歯っ子でした。


大人になった今も歯が弱く虫歯になりやすく、小さい頃のトラウマもあって、自分にも子どもにも、歯にはかなり神経質です。(そのくせ甘いモノは大好き)

だから被せ物が取れたというだけでもものすごくショックで、慌てて自宅の近所の歯医者を予約し、会社帰りに行ったのでした。

・・とはいえ、被せ物が取れただけ。被せなおしするだけだろうから、1回で終わるだろうとかなり気楽な気持ちでいたのですが、診察台で口を開ける私の上で発される、

「ん?」
「これは・・」
「虫歯だな。」

という先生の困ったようなセリフとともに、段々雲行きが怪しくなってきます。

そして、

「あれっ」
「こ・・れは・・困ったな。」
「うーん。どうしようかな。」
「うん?これは・・何だろう。」
「あちゃー・・いやいや、参ったな。」

とひたすら困る先生と、困りながらもゴリゴリ、キーキーと削られ続ける歯に、診察台の私はもう暗雲どころか嵐の中に放り出され、恐怖に震える子羊のように一体何が起こったのかと混乱状態に。

どうやら被せ物の中が虫歯になっていたようで、そのせいで昔の治療の詰め物なんだか歯なんだかがボロボロになっていたようなのです。

・・というのは途中の先生の説明でわかったものの、削る最中の先生のつぶやきは止まることを知らず

「うわっ・・、うわー」
「・・いやいや、あちゃー」
「あーっ・・どうしよっかな・・」

と、まるで化石を見つけて掘ってたらその下に新種のアメーバーを見つけ、逃げるべきか退治すべきか葛藤する古生物学者。

最後まで驚きと困惑とあきらめの声を上げ続け、私はその間「何?何が起こっているの?」と恐怖に震え続けたのでした・・。(痛くなかったのが幸い(笑))

虫歯も相当なショックなんですが、それよりむしろ先生の声のがショックで
「私の歯の中に人喰いアメーバーが。これで歯から徐々に骨とか体が喰われたら・・どどどどうしよう」とありもしない想像にブルーになり、

帰宅後に夫に話して笑われるまで、落ち着きを取り戻せずにいたのでした。



いやしかし怖かった(笑)
つーか、先生なんだからもうちょっと感情おさえてほしい。いや、まぁそもそもは私(の歯)が悪いってのは重々わかっちゃいるのですが・・。



ともあれ。
歯は大切ですね。

皆さんも、お気をつけて。


私はしばらく、会社でのアメもキャラメルも チョコレートも、禁じることにします・・(そんだけ食べてたのかよって話で(笑))

 

 

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