おいしい台所

ほどほど家事で、おいしい暮らしを。きょうも台所にいます。

ライオネスコーヒーキャンディとお留守番

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小さい頃、家が大好きな子どもでした。

 

学校の図書室から本を借りてきては、

コタツに入って読みふけったり、

塗り絵のリカちゃんを、はみだすことなく

きれいに塗ったり、

自分でノートにコマ割りを作り、

漫画を描いたり、

 

 

そんな一人遊びが全く苦じゃない、

一人お留守番でも寂しくない、

ちょっと大人びた子どもだったと思います。

 

 

でも、何をして遊ぶにも

おやつをお供にしていて、唯一

おやつがないと、もの寂しかった(笑)

 

 

うちの母はおやつを手作りすることは

まれだったので、いつも買い置きの

お菓子をおやつにして食べていました。

 

 

小学校の低学年だったか

母が留守だったある時、

ガサゴソとおやつ入れの中を探ると、

出てきたのは

 

「ライオネスコーヒーキャンディ」

 

多分、父か母のものだったんだろうと

思います。

 

 

こっそり、食べてみようか。

 

 

袋を開けて、一粒口に入れると

苦いコーヒー牛乳のような味がしました。

 

苦い、苦い。

でも、甘い。

 

小さい頃というのはとにかく「お砂糖命」。

だから、苦くて甘いその飴は、

大人の味だなぁと思った記憶があります。

一粒はなめたけれど、一粒でいいや。

そっと袋を戻しました。

 

 

 

昨日、スーパーで

ライオネスコーヒーキャンディーを見つけ

あまりの懐かしさに、思わず

かごに入れました。

 

 

調べてみたらこの飴、1964年から

販売されているんですね。

包装も、昔のまんま。

 

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家に帰って、口の中へ一粒。

 

 

そうそう、これこれ。

この味、この味。

懐かしい。

 

 

あんまり食べれなかったのに

小さい頃を思い出すのは

 

誰もいないお留守番に

こっそり食べて、ちょっと苦かった。

 

 

そんなあの時の台所の出来事が

いけないことをした後のような

後味の悪さを残したのかもしれません。

(まぁ、確かに勝手に食べたから

いけないことだったのだけれど。)

 

 

 

久しぶりに食べる

ライオネスコーヒーキャンディは

ミルクほんのり甘くて。

 

 

大人も大人、折り返し地点に

いる私には、

 

 

まるで子どもの味に

感じたのでした。

 

 

 

 

 

 

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