おいしい台所

きょうも台所にいます。

育児休職の過ごし方

20140804

娘が4か月くらいの頃です。懐かしくて涙が出そう(笑)

働くお母さんが増えましたね。

私が長女を出産したのはもう9年前になりますが、

当時会社の中で働くお母さんは誰も居なくて、

育児休職を取って復帰することについては私自身も

「ほんとに戻れんのかな?」と不安でしたし、周囲はもっと

そう思っていたようです。

そんな私の会社でも、復帰して働くお母さん社員が一人増え

二人増え、今では妊娠・出産で辞めないのは当たり前になりました。

周囲も復帰を待ち望んでくれるようになったし、

復帰した社員を見ると「あれ、早いね。もう復帰したんだ!」と

一年居なかったことが嘘のように自然に受け入れてくれるようになりました。

実際復帰したらしたで色々な課題が本人にも会社にも

まだまだあるなと思いますが、まずは第一段階としてこの

「辞めない」ことが定着したのは、働き続ける女性にとって

本当に良い環境になったなと思います。

ところでこれから出産するお母さん。

この育児休職の1年間(場合によっては数か月?2年と

いうこともあるかもしれません)を、どう過ごそうと思っていますか?

子どものことだけを考えて過ごしたい、という人もいるでしょうし、

自分のこれからを考えて勉強したい、という人、

中には家でも仕事をしていたいという人もいるかもしれません。

仕事や育児についての考え方は人それぞれですし、

これが正解なんてものはない。

私は普通の働くお母さんなので、その後のキャリア云々の為に

あれやらこれやらやりなさい、とも言えません。

ですが一つ。

経験者としてお勧めする過ごし方があります。

それは、

「会社の事なんてきれいさっぱり忘れてみちゃいなさいよ!」

です(笑)

私は30代前半で長女を産みましたから、それまで約20年働き続けてきました。

休むのは土日だけ、長い休暇は冠婚葬祭のみ。

それも長くたって10日間くらいです。

それが、1年も休める。それも会社に所属しながらです。

ならば一度辞めたつもりで、会社と仕事を忘れてみてもいいんじゃないか?

どうせ復帰する時は一からなんだし、一年間専業主婦をしっかり

経験してみてもいいんじゃないか。そう思ったんですね。

そして本当に、仕事のことを考えるのをやめ、自分から一切

会社の人と連絡を取るのをやめました。

私の場合、お腹がパンパンの産休中に、

行きたかった映画を観たり、買い物に行ったりお散歩したりして

出掛けまくりました。赤ちゃんが生まれたらしばらくは

自分の時間が持てないかもしれないという焦りもありましたが、

平日の自由を満喫したかった。

赤ちゃんも自分も元気だったから出来たことですが、本当に楽しかったです。

そして産後もみっちり赤ちゃんと向き合って過ごしました。

時間はたっぷりある。今は赤ちゃんと向き合う時だから、

友達と遊べないのは当たり前。夜泣きしたって大丈夫。

次の日も休みだもん一緒に昼寝しよう。

そんなふうに、気持ちに余裕がありました。

常に赤ちゃんと一緒に過ごし、色々な人と関わって知り合いも増えました。

そうすると、自分の暮らす地域の中にもさまざまな人が

働いていることがわかるんですね。お寺の周りを掃除する人、

横断歩道の旗を持つ人、子育て教室のボランティアの人。

毎日会社に行くだけの日々だったから、自分の住む地域について知らなかったことが、

たくさんあったのだと気づきました。

そうやって、子育てと地域にどっぷり浸かった一年間でした。

そうして春。復職を迎えてどうなったか。

ボーっとした頭のまま、仕事についていけずに困ったと思いますか?

とんでもない。

逆だったんです。

そんなふうに会社を忘れた育児休職の一年間で、

私は自分の会社や仕事を一歩引いて見ることが出来るように

なっていました。

今まで嫌だなと思っていたことや出来ないとあきらめていたことが、

「いやいや、そんなの障害でもなんでもないじゃん。やってみようよ」

と思えたり、どんなポジションにいる人に対しても「おっきな社会の中の

一つの会社のたった一人」と思え、普通に話が出来るようになりました。

いつ辞めても自分は自信をもって専業主婦になれる。

そんな気持ちもあったから、何も怖くなかった。

仕事は面白くなったし、しばらくして昇進することも出来ました。

そこには育児を乗り越えた自信もあったと思うのですが、

育児休職の「会社をすっかり忘れた一年間」が、

自分を一回り大きくしたことは間違いありません。

もちろん人によっては、育児休職中も常に仕事を

意識せざるを得ない状況の方もいると思います。

だから私の過ごし方が正解なのではありません。

色々な過ごし方があっていい。

でも、もし「会社と離れるのが不安だな」「休職中に何かしなくちゃ」

そう思って焦っている人がいたら、大丈夫!と言ってあげたいのです。

戻ってもちゃんと仕事は出来るから、安心して休んでねって。

その時間は、絶対に自分を成長させてくれるから大丈夫だよって。

そういえば。

育児休職って、お父さんも取れますよね。

お父さんこそ、取ってほしいなと思います。

そして、会社から離れた日常を過ごしてみてほしい。

その後の仕事の仕方が、大きく変わると思います。

何より、こんなに自分を成長させてくれる楽しい育児を

お母さんだけにさせとくなんて、もったいないですよ(笑)

これから出産・育児を控えたお母さん、そしてお父さん。

そんなご褒美のような日々がこれから始まるなんて、

本当に羨ましい。

思いっきり、楽しんでくださいね!