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おいしい台所

きょうも台所にいます。

母と風鈴

20140731

蝉の鳴き声が勢いを増し、それとあわせるように

子ども達は日に日に日焼けして黒くなってきました。

夏本番ですね。

うちの台所の勝手口には、風鈴がぶらさがっています。

網戸にして風を入れると、ちりんちりんといい音がします。

夏の夕暮れに台所椅子に座り、冷たい麦茶を飲みながら

揺れる風鈴を眺めていると、何かホッとするような、

ちょっと寂しいような気持ちになります。

この風鈴は、何年か前に母と浅草のほおずき市

行ったときに買ったものです。

母と2人で浅草なんて初めてのことでした。

2人してほおずきを見て、植木市を見て、

仲見世をひやかし、お昼に天ぷらを食べて、

おやつにあんみつを食べて、

帰り際にお土産に、と買った風鈴です。

母とあれこれ話をしながら浅草を歩くのは楽しかった。

ほおずきを見ながら近くに居る人に「きれいよねぇ」と

話しかけたり、あんみつが来るのが遅くてもちっとも

イライラしなかったり、見る物見る物「いいねぇ、可愛いね」

と喜んだり。何かを見る時に斜めから見たりしない、

母のそんな素直なところを、改めて好きだなと

思った一日でした。

母は70歳になりましたが、まだまだとっても元気。

結婚してから家は遠くなりましたが、子ども達も

ばぁばが大好きです。

また母と一緒にほおずき市に行きたいな。

そして、いつか私も。

大人になった娘にリードしてもらいながら

2人で美味しいものを食べて笑うお出掛けしたいな。

そんなことをぼんやり考える

夏の夕暮れです。

ちりーん。